$247 チップの最高額を記録しました。そして自分が嫌いになりました。
こんばんは。借金700万を抱え、タクシーとUberEATSで返済するために2018年に上京してきたヒトシです。
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昨日の金曜日はタクシーでした。金曜の割に妙にヒマな空気が漂っていましたね。みなさん、苦労されたのではないでしょうか。私も営収自体は苦労しましたが、途中また嬉しいことがありました。
銀座仕事で、ある酔っ払いのオジサン(58歳だそうです)を乗せた時のことです。(いわゆる、「酔っ払って何が悪いんだよ、コラ」的な感じで絡んでくるタイプの酔っ払いです。基本的にちゃんと受け答えすれば、めんどくさいですが特に問題はありません)
オジサン「運転手さんさぁ、人生は一度きりなんだよ」
私「(そうきたか・・・とは思いつつも、私もその手の言葉には思うところがあり)その通りですね。そうやって生きることが大事ですよね」
オジサン「うるせぇよ!俺はなぁ、これを座右の銘に生きてんだよ」
まあ、この辺はこの手の酔っ払いのパターンですので、特に気にせずそれなりに受け答えをしていました。そして降りる時になって、お釣りを渡し、ドアを開けました。
オジサン「お前さあ、頑張れよ!!」
手にはまさかの1万円札。私は驚き、「え!?いいんですか!?」と声を大にしてしまいましたが、「当たり前だよ!!」と言い放ち闇の中へと消えて行ったのです。あまりのカッコよさにしばらく動きが止まってしまいましたが、手には間違いなく1万円札。こんなことが本当にあるんだと、嬉しいとは違う感情に浸ってしまいました。
とはいえ、チップの額としては最高額を記録したことは言うまでもありません。
そして問題は会社に帰ってからです。
会社に帰った時点ではこの話をみんなにしたくてたまらなかったのですが、前に大きな仕事に当たった人が「いい仕事したんだから奢れよ」的な感じでみんなに飲み物を振舞っていたことを思い出してしまったのです。
「このまま今日のことを話せば、私もみんなに飲み物を振る舞わないといけなくなる」
私はこんなクズの考えに至ってしまいました。そして、結局誰にも話さず帰宅してしまいました。
別に話す義務はないんです。でも心の中には捉えようのない虚しさでいっぱいでした。何のために今日のオジサンは私に1万円を託したのか。それを考えると、あまりにもクズとなった私。また自分が嫌いになったことは言うまでもありません。
せっかく素晴らしい人間と出会えたのに・・・お金よりも大切なものを失ったような気がしました。
コメント
コメント一覧 (2)
同じ行動をとる人の方が、私も含めて多いと思いますよ。
人間なんてそんなもんです。
私はそう思います😃
ありがとうございます。その言葉を励みに頑張りたいと思います。